素人が突然電力自由化検討をした話

何でうちはまだ関西電力なんや!?

( ゚д゚)ポカーン

文字通り開いた口からその場にいた3人全員が口呼吸をする事約5秒。
ある日、まったりとした昼食を終え午後の仕事に就こうとした僕たちに投げかけられた突然の質問でした。

・・……(-。-) ボソッ(答えは検討してないから)

なんですが、まあサラリーマンですから言えるわけもなく、またそれを受けた上司の返答は『急ぎ検討を進めます』。
で、いつもの流れとしてそういう『その他』な案件は僕のところへ、まあちっちゃな会社といえ、総務やからええんですけどねw

とはいえ、電力自由化、言葉は勿論知ってますが全くの素人。でも仕事でやる以上手は抜けませんので、色々研究しました。

 

1.電力自由化って何?

まず素人らしくこれに直面しました。
電力自由化、最近でこそ結構名前は浸透してきましたが、何となく大阪ガスが電気を売ったりする、これが検討を始めた時点での僕の知識です。(そこまで詳しくなったわけでもないですがw)

僕は関西住みなので、関西電力を地域の電力会社と呼びます。今まで電気は地域の電力会社から買い、その会社へ電気代を支払うのが当然の流れだったんですが、この地域の電力会社以外の会社から電気を買えるようにしましょうというのが電力自由化と言われるものです。

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昨年位から急に聞くようになった言葉ですが、自由化自体は1999年から始まったそうです。ただ、自由化当初、対象となるのはいわゆる『特高(特別高圧)』と呼ばれる大きな工場とかそういったものっすごい大口の取引先に限られていたんです。

その後この対象が高圧(普通のオフィスビルやちっさい工場など)へ拡大され、2016年普通の家庭向け電力契約も全部自由化の対象となったわけです。

メディア露出の関係でさもここ2,3年のぽっと出の試みみたいに感じるかもしれないですが、歩みとしては約20年の歴史があったという訳です。

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2.電気を売ったり買ったり

電気の購入先を決める前に『どこから電気を買えるのか?』という事を検討しました。
結果、結構山ほど買える先がある事がわかりましたので、逆に『どこから電気を買えばいいのか?』という検討をする必要が出てきました。これは従前地域の電力会社から首尾一貫電気を購入していた事に起因しますが、一言に『電気を買う』といってもそこには4つのプロセスが存在します。これは農産物に置き換えた方がわかりやすいかもしれません。

①電気を作る

文字通り電気を作る過程です、発電と同義ですね。太陽光発電、いわゆるソーラーパネルもこの範疇に入ります。つまり、発電業者は電気を生産して市場へそれを供給する事を担います。

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②電気の仲卸

卸業者です。野菜を農家に直で買いに行く人っていますか?中にはいるかもしれないですがw居ませんよね?まずは生産された電気はこの卸業者が買い取り市場へ出ます。その中間の役割を担うのがこのプロセスです。

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③電気を運ぶ

電力自由化の考えでは電気を売る人と運ぶ人は必ずしも同じではありません。
今電柱や電線の持ち主は地域の電力会社です。この電線を品物の運送業者として電気は今まで通りこの電線から各家庭へ運ばれます。また、電気は上述の捌く(仲卸業者)を介する為、どこの売電業者から電気を買っても一様にかつ、安定的に電力の供給を受けれる点は確保されるわけです。

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④電気を買う

②と同じ会社が担いますが、役割は別物です。小売業者のポジションです。
私たちはこの電気を売る会社(売電業者)から電気を買う事となります。

いかがでしょうか。今まではこの①~④の担い手が全て地域の電力会社が担ってきました。しかし、これからはこのそれぞれを地域の電力会社以外も市場参入する事でエンドユーザーである僕たちの選択の幅を広げようというのが電力自由化の主旨で、僕たちが選択するのはあくまで④のみであり、かつ供給される電気の質は全く変わらないことがわかります。

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3.供給の安定性について

地域の電力会社にすれば当然面白くない話でしょう、一社寡占状態が容認されていたのが、他社参入を推進されたわけですから。
ただ、地域の電力会社は上述の③の役割も担っている為、他社から電気を買う人に供給しない訳にもいきません。

電力自由化の根幹ともいえるのがまさにこの点で、送電事業者とされる地域の電力会社は従前どおり各家庭含めエンドユーザーへ電力を供給し続けないといけない義務は残されている為、売電業者の切り替えによる電力供給の不安定が発生しえないことになります。

難しく書きましたが、今まで近所に1軒しかなかったスーパーが突然何個が出来てその中から好きなスーパーを選ぶことが出来るようになっただけ、スーパーから電気を運んでくれる配送業者は今まで通りの為、

安いけど停電は困るしなぁ。。。

の不安は無いものとしてよいようです。

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4.どこの電力会社を選んだらええの?

現在、関西で選択できる電力会社は35社、選択できるプランは105プランもあるそうで、今後もどんどん増えていくことでしょう。その中で単に地域の電力会社より安いプランを提供してくれたり、ガスやインターネットとセットでさらに割引が受けられる会社、特定のポイントキャッシュバックを受けられる会社など、自分の置かれている状況や現況により変化しますので、一概にどこが一番得というお話は難しいので、一部だけご紹介します。

(1)楽天エナジー

文字通り楽天の提供するサービスです。基本的にここは電気料金削減+楽天ポイントによる付加価値提供型と言えます。
うちは楽天カードを使用しているので、ここに切り替えるのが一番簡便だったのと、楽天市場で消耗品を購入したりもしていますし。 

①エントリー+申込で2,000ポイント

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申込をした時点で2,000ポイント貰えます。楽天ポイントは1ポイント1円で使用が可能なので実質2,000円が申込当初に貰えるのと同義と言えます。 

②電気料金がお得に?

こればっかりは使用量、契約内容によって変わってきますので何とも言えません。
なので、興味を持った方は電気の検針票(できれば過去一年分)を用意して予め比べてみるのが一番確実です。
参考までに、一般家庭向け契約(従量電灯A批准)と事務所・営業所向け契約(従量電灯B批准)の料金はそれぞれ以下の通り。

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楽天カード支払いで1%還元

これは電気料金に限らず楽天カードを使用して支払いをする事全般に言える事ですが、楽天カードを使用した時のポイント還元率は1%。電気代が月額平均10,000円であれば
10,000円×12か月×1%=1,200ポイント
の付与がなされます。
よく宣伝しているので今さら言うまでもないかもしれないですが、楽天カードは入会+申込で更に5,000ポイントが貰えます。

  

④使用量10kwh毎に1ポイント還元

これは楽天エナジー独自のサービスかと思います。使用量を仮に6,000kwh/年とした場合
6,000kwh×/10=600ポイント
これが付与されます。 

⑤切替の手続き、契約年限

切替については、特段工事料金等は発生しません。スマートメーターがもし設置されていない場合はその設置工事だけ発生しますが、原則立合いは不要、解約手続きも楽天エナジーが代行して行ってくれるようなので、申込をしたらあとは切替を待つだけ。
契約年限は1年の自動更新です。

(2)おうちでんき(ソフトバンク

ソフトバンクの提供する電気料金プランです。当然お得になるポイントはソフトバンクを利用している事。

ソフトバンク契約のスマホ料金が100円/月・台割引に。

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これはシンプルな話です。ソフトバンクで契約しているスマホがあればあるほどお得になるという仕組みです。

②電気料金プランについて

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これが従量電灯A(一般家庭向け料金)プランの料金単価表です。
現行の関西電力のプランが下表の通り

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基本料金は変わらず、従量単価が0.21円/kwh安くなるそうです。

⑤切替の手続き、契約年限

切替については、特段工事料金等は発生しません。スマートメーターがもし設置されていない場合はその設置工事だけ発生しますが、原則立合いは不要、解約手続きも楽天エナジーが代行して行ってくれるようなので、申込をしたらあとは切替を待つだけ。
契約年限は1年の自動更新ですが、契約解除には540円の事務手数料がかかるそうです。

6まとめ

電力自由化は今後益々加速していくと思います、何せ政府が推進してますからw
その為、既存の電力会社を使い続けないと何だか怖い。。。ではなく、
『電力会社は自分で選ぶもの』
そういう時代になろうとしているのかもしれません。
そうはいっても今までと全く違う仕組みに順応するのもどの電力会社がベストなのかを判断するのも難しい中、とりあえず1年変えてみる、そういう試みは大事だと思いました。1年契約してみて自分に合ってなかったら地域の電力会社に戻るのではなく、次も地域の電力会社以外の選択肢を含めて検討できるようになれる事でしょう。

電気代って今や太陽光発電を導入していても、払わずに済む家庭はないでしょうから、自分に最適なプランの選択が出来る事は必須であると言えます。