ゴジラvsコング感想 ネタバレ含む

ゴジラVSコング。
二大人気キャラゴジラとコングを戦わせるというもうベッタベタなタイトルで製作費2億ドルという巨額予算をつぎ込んだ、久々正にハリウッド映画のイメージそのまんまなこのタイトル、見に行かざるを得ないでしょう。という訳で見てきた感想です。

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作品紹介

  • 放  映:2021年7月2日
  • 上映時間:114分
  • 配給:東宝
  • 製作費 :1.6~2.0億㌦

感想・ポイント

映像☆5:アクションは流石

まあこの映画見に来る人の98%くらいはここ目当てですよね。多分製作者側もそこらへんは重々承知しているし、天下のハリウッドが中途半端なアクション造るわけにも作るはずもなく、アクションは圧巻の一言です。
ゴジラは水生生物並、コングは普通の哺乳類(泳げるけど肺呼吸)という設定で全3戦対峙することとなる両者のアクションは流石の一言。コングもゴジラ手足めっちゃ流暢に動くやん!?というのは、それだけアクションが精密に描かれているという事の証左ともいえます。

1戦目:南太平洋上戦

太平洋艦隊が火の海になる中、飛行甲板を足場に華麗なジャンプを行うコング、水飲んで吐くなんて芸の細かいところも含めリアルに描かれていて◎。

2戦目:香港市街地戦 

高層ビルを縫うようにして飛び回るコングとそれを光線で追い回すゴジラ、そして更に容赦なく破壊されていく香港の街並み。ゴジラ襲来していても普通に都市機能が生きているのかは置いといて、眠らない街が破壊行為で眠っていく様は見事としか言いようがない綺麗さを誇っています。

3戦目:ゴジラ&コング共闘戦

ゴジラにはわかっていた、もう一体のライバル『メカゴジラ』。ゴジラが突然暴れだしたのは、このメカゴジラの秘密裡の製造計画によるものだったというストーリーの中で突如襲来。
2戦目を終えた消耗直後を狙われたゴジラはのっけからピンチ。単体としての能力でもゴジラを凌駕する文字通りのモンスターマシンは、日本だと操縦者の血とか根性でなんとか制御されたりするもんなんですが、口にしていた不安そのまんまにあっさり暴走⇒死亡からの暴走状態に。
そんな大ピンチのゴジラの元へかけつけたのがさっきまでバッチバチに殴り合っていたコング。ゴジラと互角というかむしろ劣勢だったコングですが、まさかの共闘作戦により見事メカゴジラの首を豪快にむしり取り、完全勝利。最後まで地下で手に入れたエネルギー体が戦力としてどう作用しているのか全く分からず仕舞いでしたが、メカゴジラが活動停止に至るまでの描写がいい意味で作り物(メカ)っぽくて良かったです。

ストーリー☆2:全米で大ヒットはやっぱり

感覚の違い、というか日本人は多分メディアという意味ではものすご~~~~~く贅沢なんでしょう。日頃からアニメ、ドラマについてはかなりクオリティの高いものが無料で見ることが出来る環境が整っていて、しかもバラエティ豊かに後から後から投入されてくる作品を見るにつけて目は肥えてしまうのでしょう。あと理屈っぽいところも日本人独特な部分かもしれません。
ストーリーとしては、人類側のモンスター『コング』のライバル『ゴジラ』はなぜかコングの場所がわかる能力を有していて、オペレーション中のコングを色んなところから狙ってきてエンカウント⇒バトルという展開。シンプルなので、いっそのこと細かい設定とか抜きにしてひたっすらアクションで押し切ればよかったんですが、変にストーリー性を重視したのか説明したかったのか、2時間の枠に無理やりそこら辺も無理やり詰め込んでしまい、ストーリー全体が中途半端な感じが際立ってしまいました。

構成☆1:ツッコミどころをどう取るか

誰もが知るキャラクターだったので、逆に細かな設定は不要だったのにというのが率直なところ。地球空洞説を前提に進む話の中でゴジラを倒すためのエネルギーを手に入れる。そしてそのエネルギーのありかはコングの帰巣本能頼み。ゲームでいうところのストーリーがほぼ一本道のような展開だったんですが

  1. 空輸出来るならなぜ敢えて最初は海路を取ろうとしたのか
  2. 結局コング&人類が目指し地下から持ち帰ったエネルギーは何だったのか
  3. ゴジラは空洞エリアまで一撃で貫通出来る能力をもっていたのに
  4. ゴジラVSコングなのに結局どっちが強いのかわからず仕舞い
  5. ハッキング出来ない素人が酒ぶっかけてシステムダウンさせて決まり手

何回も見返せば理解できる展開なのかもしれませんが、そこまでお金と時間をかける気にもなれないので、ストーリーの構成については残念というほかありません。

総評:☆3同予算で庵野バージョンとか作られないかな

札束で全力ビンタの作品にしてくれたらずっといい映画になっていたのにな~という非常に惜しい作品です。まあ言うて、コングもゴジラもこれだけ世界に知れ渡ったモンスターで、二体同時に出して正味二時間で最強決定戦というのが土台無理な話なのかもしれません。
ですが、このモンスター1体だけとはいえ2時間でちゃんとしたストーリーに仕上げた人物がいます、今や日本を代表する監督にまでなった庵野秀明さん。

映画『シン・ゴジラ』公式サイト

何から何まで完璧だったわけでなく、理屈っぽい説明とか如何にも日本らしい官僚がうだうだやってなんも出来ない感じとか賛否はあるものの、どうしても比較してしまうところです。なんたって製作費1500万ドルとこの作品の10分の1。色んな意味でコンパクトながらしっかりとまとめ上げた作品になっていて、事実大ヒット(興行収入:)やっぱりゴジラは日本のものなんだと息を吐いた作品になっていました。
大きすぎる予算って使いこなすのも大変だろうけど、コンセプトだけ見れば誰もが見たがるものには違いないので、是非次回作は庵野バージョンとかで作ってくれないかなとか、勝手に妄想してしまうような、色んな意味で大味さを感じる作品でした。

シン・ゴジラが見られるのは

シン・ゴジラが見られる動画配信サービスはネットフリックス、U-NEXT、hulu、primevideo、この辺りです。
独占配信を除いて、料金と配信作品数はほぼ比例すると言って良いので全体的に色んな作品が見たいというガチな方からピンポイントでこの作品だけ見たいというライトなユーザーで並べていくとこんな感じになります。

  • U-NEXT>ネットフリックス>hulu=primevideo

huluとprimevideoは作品数というよりもジャンルの違いという風に考えてもらった方がよく、個人的にはいずれにせよ見たい作品が予め決まっている人向けの配信サービスという印象です。

プライム会員なら言うまでもないですが、どれがいいかわからないという方はとりあえず無料期間がついてくるサービスへお試し登録して中身を確認してみるというのが一番手っ取り早いかもしれません。