投資と名のつくものは最近特にいろんなものがあります。
株は勿論、投資信託、債権、fx、仮想通貨などなど、本来の位置付けはともかく種類は多様で、ルールを覚えるのも一苦労。今回のAIで投資とは正しくAIを使った投資(まんまやん!)です。恐らく今時点で最もメジャーなものの一つがこのウェルスナビでしょう。
1.ウェルスナビって?
一般的な投資信託はプロの投資家が、お客さんから資金を募り、運用して資金を増やしてお客さんへ戻す、という仕組みです。
文字通り投資資金を信じて託す訳ですね。
ウェルスナビでは、ここの『プロの投資家』の部分がAIに入れ替わります。
まんまやん?!(←本日二回目)
でも、この点て投資に関してはかなり重要だと思うんですw
投資経験の多少を問わず、買いのタイミングを逃してしまった!!とかそういう経験てありますよね?僕は未だしょっちゅうやってます。
ウェルスナビではアルゴリズムに基づいた投資判断によりトレードを行うので、個人の感覚も相場を見てる・見ていないも関係なし。安定的な投資が出来るという訳です。
2.手数料は?初期コストは?
とってもシンプル、運用資産の1%、個人的な見解ですが、一般的な海外投資を視野に入れた投資信託何かと比較するとかなり良心的(?)な設定だと思います。
公式HPに手数料のまとめがありましたので転載。
投資信託を悪く言うつもりはないですが、投資信託はどの商品が良いか見極めないといけない他、運用上発生するコストがあります。
購入の手数料(無料のノーロードというのもあります。)、信託報酬、信託財産留保などばらばらに設定がされているので正味分かりにくい!
その点ウェルスナビなら定率で決まっています。
1%が高いか安いかは人それぞれだと思いますが、非常にシンプルでわかりやすいです。
3.確定申告はいる?
普通の証券会社で口座開設をする時と全く同様と考えて差し支えないようです。
つまり、『特定口座の源泉徴収あり』を選択すれば利益確定の都度源泉徴収がなされるので、ウェルスナビ利用によって新たに申告の必要性が出てくることはありません。
※ウェルスナビの運用益にNISAの適用は出来ません。
確定申告についてのあれこれは下にまとめてますのでご参照下さい。
確定申告の要否については上の通り、年収が2,000万円以下の副業をしていないサラリーマンは、まず確定申告は必要ありませんが、上リンクでも記載している『敢えて確定申告をする』人には該当する可能性があります。
(1)源泉所得税率
源泉所得税は面倒くささを省いてくれる反面、少し高い目の税率が設定されています。
こんなけ払ってくれたらええでε- (´ー`*)フッ( ´_ゝ`)フーン
所得税は基本原則は累進課税ですが、株式については細かな一単元のみの保有などを考えていくと把握などできるわけもなく、それらの利益については給与の考え方と同様、取り扱い会社に代わりに集めさせよう、そして一定税率を確保しようというのが株式に対する考え方です。
ちなみに上場配当は所得税15.315%、住民税5%、未公開株は所得税20.42%、株式等譲渡については、上場配当と同様の税率が課されます。
さて、ウェルスナビではこの上場株配当と上場株式等譲渡の両方が考えられるわけですが、『敢えて申告をする』ケースとして『損失の損益通算・繰越控除』と『配当控除・外国税額控除の適用』があげられます。
①損失の損益通算・繰越控除
こちらはウェルスナビに限らず、証券会社2社以上に口座を持っている方は発生しうるケースです。
例えば証券口座をA社、B社それぞれで保有していて
A社:+50万円(源泉所得税額:101,575円)
B社:-20万円(源泉所得税額: 0円)
だったとします。差引は30万円なので、適正な税額は
30万円×20.315%=60,945円
の筈ですが、A社とB社はそこまで親切にしてくれませんw4万円位損をしてしまうのを阻止する為に自分で確定申告をする必要があるという訳です。
②配当控除・外国税額控除
課税の基本原則に二重課税はしないというものがあり、これはその考え方に基づくもの(たばこやらお酒やらに対し、異議を挟みたいところはありますが今回全く関係ないので、割愛しますw)です。
配当は出資や株式保有に対する利益の分配が基本であり、その原資は企業の利益です。
(資本剰余金から配当をする事もありますが、課税上関係ないので割愛します。)
当然、企業の利益には法人税が課されている為、その課税後の利益を分配した事で、また税金を取るのは二重課税だ!という考え方から配当控除というものが発生します。
同様に外国税額控除は海外の株式等は海外の税金が課された後に更に税金を取るのは二重課税だ!!(以下同文)
両者とも所得金額や、他の所得との兼ね合いによって適用率が変わったりと計算方法はかなりややこしいのですが、元が二重課税の還付なので適用される方はされるといった感じでしょうか。そこら辺は深く理解してなくてもそういうケースがあるという事だけ知っておいて、自分が該当するかどうかは会計ソフトで調べてみるのが一番確実ですw
長くなりましたが、『申告をする事で得をする』ケースはあっても『申告漏れ』を回避する事は可能なので、あまり気に病む必要はありません。
4.始め方など
(1)口座開設まで
まず、簡単な質問に答えていく事で、自分に合った投資スタイルを判定してくれます。
スタイルの判定と言っても質問は年齢やらを5択位から選択していくだけ。ちなみに僕の結果はこんな感じでした。
特段リスクにそんな寛容でもない(ヘタレですしw)のですが、この診断はいつでもやり直すことが出来ます。現在僕の投資額は30万円なので、僕の運用がうまくいった結果のシミュレーション分布はこんな感じだそうです。30%の確率で6倍以上になってくれるそうですw
で、次に口座を開設。まずメールアドレスを登録、メールによる本人確認を経て本人情報や銀行口座情報の登録を行えば口座の開設が出来るという訳です。
(2)口座開設後
入金して後はほったらかすだけですw
もうちょいちゃんと説明せえや!
とツッコまれそうですが、ほんまにこれだけなんです。
唯一の注意点としては、最低入金額が決まっている事。口座開設のルートによりその額は10万円と30万円に分かれます(このリンクから飛んでもらえれば、最低入金額は10万円です。)が、その最低入金額に達するまでは預金と同様、運用はなされないみたいです。
振込又はクイック入金で口座に反映、その後さっきの投資スタイルに合わせて資産を購入してくれ、運用が始まります。僕の現在の値でこんな感じ。


換金したわけでもないし、最近の堅調な相場を受けた結果なのでまだ確実に儲かるという程ではないですが、一か月以内で1%超の含み益が出ている今はうまくいっているというところだと思います。ちなみにこの運用損益の推移は毎日更新されます。見ているだけで何か楽しいです。
(3)キャンペーン
2018.4.30現在で開催しているキャンペーンは以下の通り。
(当然期間限定でしょうから、興味持った方はとりあえず無料やし、登録だけでも済ませておくのはありだと思います。)
5.まとめ
国際分散投資というのは、最近よく聞く言葉ですが自分で一つ一つ商品を選定するのは大変です。投資信託なんかを利用すればある程度検討する商品の数は減らせるものの、投資信託は膨大な数があり、その中の自分の希望する商品というのを選ぶのは大変ですし、信託報酬や分配などが後から来るので、イマイチ自分が今儲かっているのかすらわかりにくい時もあります。
ウェルスナビは『何を買ったらいいの?』を全てお任せ、売り買いのタイミングも逃すことなく全部判断してくれるので、『自分で銘柄全て選びたい』という人以外にはお勧めです。
また僕は『出来れば銘柄全て選びたい』人ですが、振れ幅の広い証券会社のMRFとして捉えて預ける事にしています。
自分でやると超難しい『国際分散投資』ですが、その一つのツールとしてかなり有用と考えて、僕は使っています。
裏を返せば分散投資という性格上、短期で大きく儲けるのには不向き、また初期に10万円を用意しなければいけないというある程度初期投資額の縛りがあるので、そこら辺がネックになる方はこちらもお薦めです。要は投資の性質をしっかりと理解した上で選択しましょうというお話ですねw